気とは?
気を使う、やる気がない、元気がない、気が付かない、気が重い、気が滅入るなど。普段なにげなく話している言葉の中にも多くの気が使われていますが、あらためて気とはなんであるかと問われても答えることはできません。
中医学のバイブルとも言われている黄帝内径の、《素問・宝命全形論》には
”人以天地之気生、四時之法成”、”天地合気、命之曰人”
と書かれています。これは、人は自然界の産物であり天と地の気が合わさって出来た物であると説かれています。人体をつくる物質の中で気が最も基本的な物質であるという意味です。
また《医門法律》には ”気聚則形成、気散則形亡” と書かれています。これは、人は気が集まって形成され、気が散じると亡くなると説かれています。気とは生命のエネルギーであり魂のような物であるということです。
気というエネルギーが身体のすみずみまでめぐることにより、身体が自由に動き、内蔵も順調に働いているのです。 また、気は血の流れを助けたり、身体を温める作用があると言われています。気が滞る(停滞)と、血の流れも停滞(お血)して生理不順、生理痛、冷え症、肩こり、腰痛などや内臓機能低下の原因になります。そして、中医学では怒る(緊張)と気が上がり、思い悩むと気が弱り、いらいらすると気が詰まる(滞る)と言われています。気の流れが滞ったり気の力が低下したりすると、気がおもくなったり、元気がない、やる気がない、気がめいる、などの状態になり、ついには病気(気が病む)になるのです。
鍼の効果は疎通経絡と言われ、気の流れる道(経絡)のツボ(経穴)を刺激することにより気の流れや血流をスムーズにさせ経絡を介して内蔵にまで刺激を送り、内臓の働きを整え、免疫機能をも強化するのです。
また太極拳・気功などは気をめぐらす訓練で、四肢末端まで気を通さなければ太極拳のようなスムーズで美しい動きは出来ません。

